こんにちは、ぷよたです。
ブラック企業を退職後、地方移住し、ゆる〜く暮らしています
突然ですが、あなたは「グレー企業」という言葉を知ってますか?
そうなんです。
企業には、ブラック企業とホワイト企業の間に「グレー企業」なる企業が存在します。
簡単に言ってしまうと、ブラックとは言えないけどホワイトとも呼べない微妙なラインに位置している企業のことです
結論:あなたの心と体が悲鳴をあげる前に、グレー企業から逃げましょう。
なぜなら、グレー企業は一見無害に見えますが、ジワジワと社員を潰していくタチの悪い企業だからです。
この記事を読む価値
この記事を読むことで
- グレー企業の見分け方
- グレー企業の特徴
- グレー企業あるある
が分かります。
ぷよた(@puyota_japan)
グレー企業の見分け方
最近、「グレー企業」という言葉が注目を集めています。
グレー企業とは
ブラック企業ほどではないものの、ホワイト企業ともいえない会社を「グレー企業」と呼びます
以前、Twitterでバズっていたのが、こちら。
下記は、実際に台風で交通機関がストップした時の企業別の対応です。
ホワイト企業
- 「休んでいいよ」
- 「無理して来なくていい」
- 「身の安全が第一」
グレー企業
- 「連絡なし」
- 「気をつけて(来なくていいとは言わない)」
ブラック企業
- 「当然出勤しろ」
- 「どんな手段を使っても出社しろ」
この各社の対応でわかる通り、グレー企業の見分け方は、「ブラックかどうか」ではなく「ホワイトかどうか」です。
ホワイト企業は労働基準法を遵守しているので、労働基準法に抵触している部分がある=グレー企業と判断できます
しかし問題は、グレー企業に勤めている人の多くが
自分の会社がグレー企業だという事を自覚していない
自覚していても「ブラック企業よりは、まだマシ」
と考えてしまうこと。これは「正常性バイアス」が働いている結果です。
正常性バイアスとは、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のことです
自分に限ってそれは無い、大丈夫!
この会社はホワイト…自分は大丈夫なはず
このくらいの労働は、まだ大丈夫
などと自分にとって都合の悪い情報を無視したり過小評価するなどして、逃げ遅れの原因となります。
具体例を挙げるとすれば
- 給料は安いが仕事内容はやりがいがある(気がする)
- 職場の雰囲気もそこまで悪くはない(気がする)
- 残業代は30分単位で切られるけれど一応出る
- 職場の風通しは良いし居心地がいい(気がする)
- 可もなく不可もなく、退職の決め手がない
などが挙げられます。
グレー企業の特徴
グレー企業の特徴① 台風や災害時に「出社禁止」を通告せず連絡もない
グレー企業の特徴② 長時間労働だが毎日続く訳ではない
グレー企業の特徴③ 有給は一応取れるが消化率は1桁
グレー企業の特徴④ 危険な作業は特に無い
グレー企業の特徴⑤ 残業代は出るが毎月30時間ほど残業
グレー企業の特徴⑥ ボーナスは出るがかなり少ない
グレー企業の特徴⑦ 身体的暴力はないがパワハラはある
グレー企業の特徴⑧ 「残業はするな」と言うがサビ残は黙認
グレー企業の特徴⑨ 定時退社する人が陰口を言われる
グレー企業あるある
グレー企業あるある① たまに”ご褒美”がもらえる
社員に”たまにご褒美を与える”ことで、ブラック企業であることをごまかすグレー企業も存在します。
たとえば
- 決算賞与を出す(少額)
- 大きな仕事を受注した後に、社内表彰や臨時手当がもらえる
一見、社員のモチベーションを上げ、会社側が「君を評価しているよ」感を出しているように見えますが、よく考えてみてください。
目先の小さなご褒美よりも、福利厚生や残業手当や昇進手当を充実させる方が本来は優先されるべきなんです。
…にも関わらず、小さなご褒美を与え、実状に蓋をし、誤魔化すことで、大きな出費を抑えることを優先しているだけ、と言えます
グレー企業あるある② 有給が取得できるかどうかは上司の気分次第
グレー企業は、有給を取得することはできます。
しかし、有給取得のためのルールが明確化されていないので、上司の気分次第でNOと言われるケースも少なくありません。
有給取らせてあげたいんだけどね〜
〇〇のフォローに行ってくれない?
こんな忙しい時に有給ねぇ。
はぁ…(ため息)
有給申請は受理されても、会社都合で暗に撤回を求められる会社もグレー企業です。
グレー企業あるある③ 残業代は一応出るが金額が少ない
そもそも、労働基準法では
労働時間が1日8時間あるいは1週40時間を超えた場合、残業代を支給する
ように定められています。
そのため、グレー企業の多くは、労働基準法を犯さないように残業代は支払っています。
しかし
- 超過時間を30分単位で切り捨てにするというルールを設ける
- 40時間分を「みなし残業」として給料に計上し、それ以上は不払いとする
というグレー企業も少なくありません。
グレー企業で働いている人の声
実際にグレー企業と認識しながらも、日々グレー企業で働いている人たちの声を紹介します。
ブラック企業はもっとひどいと思って働いてる。 残業代出してれば、ぎりホワイト企業だと思うし…
今の人数では絶対に足りてないのに、人を増やすこともなく慢性的に人手不足を黙認している。辞めたいけど今よりいい会社に行けるか分からないし…
訴えられるほどのものではないから、少しずつ体力気力が削られていってタチが悪い。けど決定打がないから辞められない
上司も同僚もいい人ばかりで、怒鳴られたり人格否定されないから、なんとなく仲間意識が生まれて充実してる…気がする
このように、グレー企業は
うちの会社は良いとは言えないけど、ブラック企業ではない
と退職の決定打がなく、ボディーブローのように少しずつジワジワと心身を追いつめてきます。
あなたが普段働いている会社がブラック企業じゃなかったとしても、以下のような症状が表れたら、注意が必要です。
今後、その会社で働き続けるのは難しいかもしれません
- 朝起きられない
- 眠りが浅い
- 残業や休日出勤が続く
- 疲れが抜けない
- 胃腸の調子が悪い
- なんとなくやる気が出ない
これらの症状は、あなたの心と体からのSOSサインかも。
まとめ:心と体が悲鳴をあげる前に
ホワイト企業でない限り、長期的にみて幸せに働き続けることは難しいです。
グレー企業は、ブラック企業ほどの過酷さや激務がないので、退職の決定打がありません。
だからこそタチが悪いと言えます。
何年も自分を騙しながら働き続けると
- 寝ても疲労感が抜けない
- 胃腸の調子が悪い
- 無力感
- 将来への不安
というような、肉体と精神的な不調につながります。
あなたの心と体が悲鳴をあげる前に、ホワイト企業への転職活動を始めることを強くおすすめします
自分から会社に”見切り”をつける大切さ
筆者自身も11年間ブラック企業で働いていましたが、「いつか転職してこんな会社辞めてやる!」と思っていました。
しかし、現実は毎日疲れすぎて、転職活動をするパワーなんて残って無くて
「困っているのに、誰も助けてくれない」
「今の会社辞めても、私なんか雇ってくれる会社なんてない」
と、半ば諦めていました。
しかし、今になって思います。
自分で「辞める」と見切りをつけることって大切です。
自分の人生、自分で行動しない限り誰も助けてくれない。
自分で動かなければ、何も変わらないことを筆者は声を大にして言います。
嫌な仕事は辞める=退職は働く人が持っている当然の権利
第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
このように、労働者の退職に関する法律は民法第627条で定められており、会社には労働者の退職を拒否する強制力はありません。
なので、「嫌な仕事なら辞める」ということは、全く違法でも問題でもありません。
法律で認められた労働者の権利です。
ただし退職する前の準備は必須!
とはいえ、退職と同時に次の職場が既に決まっていれば良いのですが、そう簡単には次の仕事が決まらないことも少なくありません。
そこで、退職後にスムーズに転職活動ができるよう転職エージェントに登録だけはしておきましょう。
登録や利用に料金は一切かかりません。
気軽に無料登録してみましょう。
下記、筆者がお世話になった転職エージェントと転職サイトをまとめました。
マイナビエージェントは業界に精通したアドバイザーがおり、転職に関するアドバイスを行ってくれます。
約90%が非公開求人と言われるほど、多くの求人を囲っています。最大級の転職サイトで、案件が豊富。
「転職サイト」と「転職エージェント」両方の要素を備えているため、求人検索から選考対策、年収交渉まで、一気通貫した転職サポートを実現できます。
もう一度言います。
自分の人生、自分で行動しない限り誰も助けてくれません。
自分で動かなければ、何も変わらないんです。
…というわけで、今回はこのへんにします。
最後まで、読んで頂きありがとうございました!
今後もゆる〜く、自分らしく。生きるのに必要な情報をアップデートしていきます。
それでは、また♪
コメント
毎回、色々考えさせられる情報ありがとうございます!
これを見ると、ウチの会社は規模は大きいですが限りなくグレーに近いですね…
この歳では転職は厳しいので、まずは副業を目標として、勉強してスキルアップの実行、継続して行きます!
そして同時に情報収集してゆくゆくは独り立ちできればな…
と思っています。
壁は限りなく高いですが^_^
syu ichiさん、ありがとうございます!
日本は特に、グレーとブラックがかなり多いですね。
実際は、ホワイト企業なんて本当に一握りかもしれませんね・・・。
syu ichiさんの独立を応援してます!