こんにちは、ぷよたです。
ブラック企業を退職後、地方移住してゆる〜く暮らしています
突然ですが、あなたは飲食店で働いた経験はありますか?
飲食店で働く人の中には
お客さんの喜ぶ顔が見たい!
やりがいと達成感を感じる
このような想いで、飲食業界に就職する人も少なくありません。
自分の料理やサービスで、お客さんが笑顔になった時、「ありがとう」と感謝される瞬間は、何物にも代えられないですよね
何よりも、人は美味しいものを食べると、幸せな気分になります
そんな幸せな時間を提供してくれる飲食店の皆さんに感謝!
そう。飲食業は、お客さんの幸せに直結する仕事ですから、本当に素晴らしい仕事です。
しかしながら…飲食業界は離職率が高い業界のひとつと言われています。
正社員として飲食業界に就職すると、想像以上の過酷な労働環境に体と心を病み、辞めて行く人が後を断たないのも事実
今回は、有名飲食チェーンで正社員(店長)をしていたMさんに聞いた「飲食業界の闇」についての記事です
結論:飲食業の正社員はきついです。
なぜなら、やりがいはあるけど恐ろしく激務だから。
なぜこんなにも、お客様に幸せを提供してくれる飲食店が、なぜ「きつい」と言われるのでしょうか…
この記事の信頼性
この記事は、有名飲食チェーンで店長をしていたMさんの経験談をまとめています。
ぷよた(@puyota_japan)
【飲食店の正社員ってきつい?】飲食店の正社員がきついと言われる理由
一般的に飲食業界は
- 長時間拘束が多い
- 激務のわりに低賃金
- 休みが少ないor無い
- 不規則なシフト
- 立ち仕事で体力的にきつい
などと言われ、ネガティブなイメージが多い業界の一つです。
しかし、本当のところはどうなのか?
イマイチ分かりにくいです
そこで今回、有名飲食チェーンで店長をしていたMさんに飲食店の内情を詳しく聞く機会があり、その内容に愕然としてしまいました。
結論から言います。
想像をはるかに超えた過酷な労働環境のオンパレード。
例を挙げるなら…
- 毎日15時間以上の勤務
- 20〜30連勤は当たり前
- バイトが休めば休日でも代わりに出勤
- 病気でも働かされる
- 終電・深夜まで働かされる
ざっと挙げるだけでも、こんな感じかな
正直、ドン引きしました
【飲食店の正社員はきつい】本当にあったエピソード
今回、飲食業の闇を語ってくれたMさんは、いまは転職し飲食業界からは離れています。
お聞きした当時のMさんのエピソードがあまりにも過酷すぎ…。
想像を遥かに超えていました
飲食店の正社員はきつい①毎日続く長時間の過酷労働
大手チェーンかつ長時間営業の飲食店は、朝から深夜まで営業し、長時間勤務を強いられることが多々あります。
特に、正社員はオープンからラストの通し勤務が当たり前。
残業手当や深夜勤務手当が支給されず、サービス残業の毎日でした
ある調査によると、飲食店店長の1日の労働時間は
月22日勤務の場合→1日15.9時間
月25日勤務の場合→1日14時間
月間の労働時間は、350時間とも言われています。
これ、完全に労働基準法無視では?
ホール・キッチン問わずほぼ立ち仕事だし、忙しいから休憩も充分に取れない
。体力的にもかなりキツい仕事です
労働時間・休日に関する主な制度
法定の労働時間、休憩、休日
- 使用者は、原則として、1日に8時間、1週間に40時間を超えて労働させてはいけません。
- 使用者は、労働時間が6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は1時間以上の休憩を与えなければいけません。
- 使用者は、少なくとも毎週1日の休日か、4週間を通じて4日以上の休日を与えなければなりません。
僕の場合は1日14時間立ちっぱなしなんてことはザラにありました
それがほぼ毎日ですもんね。
終わりのない地獄にいるようなもの…
このような働き方は、精神的にも体力的にもかなりキツいため
アルバイトを募集してもすぐ辞める
→新しいアルバイトが入ってもすぐ辞める
→慢性的に人手不足が続く
→責任者である正社員の負担が大きくなる
という負のスパイラルに陥ることになります。
飲食店の正社員はきつい②人手不足&急な欠員は正社員がカバー
正社員は、GWやお盆・年末年始などの大型連休は、ほぼ絶対にと言って良いほど出勤しないといけません。
アルバイトであればシフト制なので、決まった時間内だけ働けばOKですが、正社員だとそうはいかないですよね
それに加え
- アルバイトが体調不良で急に来れなくなった
- アルバイトがバックレた
など、急な欠員をカバーするのも正社員の仕事です。
いつ何があるか分からないから、家族で休みに遠出なんて事できなかったです
Mさんのお店でも、アルバイトが連絡もなく急に欠勤なんていうのは日常茶飯事だったんですか?
日常茶飯事だね。
ただでさえ少ない人員をギリギリ回している状態だから、急遽代打なんてなかなか見つからないし…。
正社員がカバーに入って、なんとか回すしかないね
当然ながら、そんな過酷労働が続くと、心身の負担が大きくなります。
Mさんは、自分を犠牲にしつつ常にシフト組みに悩まされる事になり、精神的にも肉体的にも疲弊していったそうです。
どんなに疲れていても、お店は365日営業しているから、土日であろうが正月だろうが関係ない、と言う状況でした
心も体もボロボロになるのも時間の問題ですね
飲食店の正社員はきつい③体調不良でも働かざるを得ない
今では信じられない話ですが、Mさんは当時ノロウイルスに罹っていても、休むことができずに店頭に立っていたそうです。
10年以上前だから言えるけど。
吐き気と腹痛で立っているのも辛いのに、なんとか勤務してた。
トイレと店頭を往復しながらね笑
衛生面でも、コンプライアンス的にも、今じゃとても考えられない…!
飲食店の正社員はきつい④イキりバイトリーダーに気を遣う
アルバイトにもかかわらず、正社員に横柄な態度で言うことを聞かない、通称「イキりバイトリーダー」。
Mさんの店にも、厄介なイキりバイトリーダーがいたようです
指示を聞いてくれるアルバイトなら有り難いですが、イキりバイトリーダーの場合
- 店長Mさんの指示を聞かない
- 新しいアルバイトの子をいじめて辞めさせる
- 「俺がいなきゃ店は回らない」が口癖
- 接客の態度が悪くクレームがくる
などなどかなりの問題児だったそうです。
それ以外でも、アルバイト同士の人間関係も複雑でしたね
え…?
イキリバイトリーダーだけじゃないんですか?
Mさん曰く
- ネチネチと嫌味を言う中年女性アルバイト
- アルバイト同士の不倫や恋愛
- アルバイト間での新人いじめや、嫌がらせ
これらの人間関係の問題が、日々の長時間労働や人手不足に加えてMさんを苦しめ、心身ともにどんどん憔悴していったそうです。
飲食店の正社員はきつい⑤急な転勤•転属命令
日本各地にあるチェーン店は、転勤や異動が1〜2年に1回と頻繁にあるのですが、Mさんもご多分に洩れず急な人事で、地方店に転勤を言い渡されたそうです。
その当時は同棲していた彼女がいたそうで、結婚を切り出そうと思っていた矢先の、転勤命令だったそうです。
妻や子供がいる場合、転勤や異動が1〜2年に1回あると言うのは、我が子の成長を間近で見ることもできないし、正直辛いです。
奥さんにばっかり負担がかかりますし…
飲食店の正社員はきつい⑥長時間労働、なのに低賃金
このように
- 長時間の過酷労働
- 慢性的な人手不足
- 人間関係の問題
- 頻繁にある転勤や異動
これだけでも目を覆いたくなる状況ですが、さらにMさんを追い詰めたのは給料面です。
給料は10万円台という超低賃金…笑
もちろんボーナスの支給なんてなかったよ
…やばすぎですね
店長ってもっと給料が高いと思っていました
実際、dodaが行った平均年収ランキングを見ても、外食業界(飲食)の平均年収は最下位。
1位の「メーカー業種」と比較すると、約23%も少ないことが分かります。
労働量に対して、低すぎる年収。
正社員なのに、時給計算したら「最低賃金以下」なんてこともあります。
正社員じゃなくてバイトで働いたほうが、手取りの給料多いじゃん!って思ったら、なんか力抜けちゃって…
こうしてMさんは転職し、飲食業界から姿を消しました。
きつい飲食店 業種別ワーストランキング
きつい飲食店1位:バー・居酒屋
- 長時間労働、深夜勤務が常態化
- 何よりも酔っ払った客の応対やクレーム処理が面倒臭い
- 体力勝負なので、いきなりアルバイトが来なくなる率が多い
きつい飲食店2位:ファストフード・ファミレス
- 商品単価が低いため、客層が悪い傾向がある
- 利益率も低いので、長時間労働になりがち
- サービス残業が常態化
きつい飲食店3位:カフェ・ベーカリー
- 仕込みのため、早朝勤務が必須
- だからと言って、早く帰れるわけでもない
- 労働量の割に低賃金
- カフェは、早朝から深夜までの長時間営業のため、長時間勤務
まとめ:飲食店は正社員だと本当にきつい
今回紹介したMさんのエピソード=全ての飲食店の実情とは限りません。
中には、もっとホワイトな飲食店もあるでしょうし、逆にもっと酷い会社もあるかもしれません。
しかし、Mさんの経験談は事実です。
このように表面に露呈するのは「氷山の一角」で、いま現在も厳しい状況に耐えている人が大勢いるはず。
しかし逆に言えば、このような過酷な状況を耐えて来た人ならば
- 忍耐力
- 精神力
- 気配りや思いやり
- コミュニケーション力
がズバ抜けているので、他の業種に転職しても、問題なく適応できる可能性が高いです。
今の仕事を辞めてもいくらでも働く場所があります。
そこから、逃げてもいいんです。
自分から会社に”見切り”をつける大切さ
筆者自身も11年間ブラック企業で働いていましたが、「いつか転職してこんな会社辞めてやる!」と思っていました。
しかし、現実は毎日疲れすぎて、転職活動をするパワーなんて残って無くて
「困っているのに、誰も助けてくれない」
「今の会社辞めても、私なんか雇ってくれる会社なんてない」
と、半ば諦めていました。
しかし、今になって思います。
自分で「辞める」と見切りをつけることって大切です。
自分の人生、自分で行動しない限り誰も助けてくれない。
自分で動かなければ、何も変わらないことを筆者は声を大にして言います。
嫌な仕事は辞める=退職は働く人が持っている当然の権利
第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
このように、労働者の退職に関する法律は民法第627条で定められており、会社には労働者の退職を拒否する強制力はありません。
なので、「嫌な仕事なら辞める」ということは、全く違法でも問題でもありません。
法律で認められた労働者の権利です。
ただし退職する前の準備は必須!
とはいえ、退職と同時に次の職場が既に決まっていれば良いのですが、そう簡単には次の仕事が決まらないことも少なくありません。
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もう一度言います。
自分の人生、自分で行動しない限り誰も助けてくれません。
自分で動かなければ、何も変わらないんです。
…というわけで、今回はこのへんにします。
最後まで、読んで頂きありがとうございました!
今後もゆる〜く、自分らしく。生きるのに必要な情報をアップデートしていきます。
それでは、また♪
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