地域おこし協力隊とは
地域おこし協力隊は、地方自治体と協力し、地域の活性化に向けた活動を行う制度です。
任期は通常2~3年で、給与は月額16万円~20万円程度が一般的です。

自治体によっては、家賃補助や交通費支給などの福利厚生が整っている場合もあります。
地域おこし協力隊の活動状況
総務省の発表によると、2023年度の地域おこし協力隊の隊員数は前年度比753人増の7,200人となり、受け入れ自治体も48増えて1,164団体と、いずれも過去最多を更新しました。(参考サイト)
この増加の背景には、地方移住への関心の高まりがあるとされています。
また、2023年3月末までに任期を終えた隊員11,123人のうち、約65%に当たる7,214人が活動した市町村やその近隣に定住していることが明らかになっています。(参考サイト)

このデータは、地域おこし協力隊の取り組みが地方定住に大きく寄与していることを示しています。
地域おこし協力隊になるためのステップ
募集情報の確認: 希望する自治体が地域おこし協力隊を募集しているか確認
申し込み: 募集要項を確認し、必要書類を提出
選考: 書類選考や面接を行う
委嘱: 採用後、正式に地域おこし協力隊として委嘱
住民票の移動: 活動地域に住民票を移し、活動を開始!
ブラック自治体の特徴と見分け方
残念ながら、すべての自治体が理想的な環境を提供しているわけではありません。
以下のポイントに注意して、ブラック自治体を見分けましょう。
1. 長時間労働や休日の無給活動
長時間労働を強いられたり、休日にも無給で活動を求められる場合は注意が必要です。
2. 情報発信の欠如
自治体の公式サイトやブログが更新されていない場合、情報共有やサポート体制に不安が残ります。
3. ネガティブな口コミ
インターネット上で悪い口コミや評判が多い自治体は、問題を抱えている可能性があります。
4. 現役隊員との接触拒否
現役の地域おこし協力隊員との面会を拒否する自治体は、内部事情を隠しているかもしれません。
5. 見学イベントの欠如
地域を案内するイベントや見学会が設けられていない場合、移住後のギャップが生じる可能性があります。
6. 住居環境の劣悪さ
提供される住居が老朽化していたり、清潔でない場合、生活面でのストレスが増加します。
7. 不十分な経済的サポート
家賃補助の上限が低かったり、交通費が支給されない場合、経済的負担が大きくなります。
8. 不明確な仕事内容
募集要項や面接で仕事内容が具体的に説明されない場合、実際の活動内容に不安が残ります。
9. 低い定住率
過去の隊員の定住率が極端に低い自治体は、環境やサポート体制に問題がある可能性があります。
失敗しないための移住先選びのポイント
ブラック自治体を避け、理想的な移住先を選ぶためには、以下の点に注意しましょう。
事前リサーチの徹底
自治体の公式サイトやSNS、口コミサイトなどで情報を集めます。
現地訪問
可能であれば、現地を訪れて雰囲気や住環境を確認します。
現役隊員との交流
現役または元隊員と連絡を取り、実際の活動内容や環境について話を聞きます。
契約内容の確認
給与や福利厚生、活動内容などの契約内容を詳細に確認します。

これらのポイントを押さえることで、地域おこし協力隊として充実した移住生活を送ることができるでしょう!
地域おこし協力隊の成功例と失敗例
成功事例:地域おこし協力隊で理想の移住を実現した3名の体験談
1. Aさん(30代女性)|地元特産品を活かしたビジネスを成功させる
Aさんは〇〇県△△町の地域おこし協力隊として活動し、地元の特産品である○○を活かした商品開発を担当しました。
彼女は活動開始前に現地訪問を行い、住民と積極的に交流を深めたことで、地元の方々の協力を得られました。
3年間の任期中にSNSを活用したPR戦略を展開し、特産品の売上を大幅に向上させることに成功。
現在も△△町に定住し、事業を継続しています。
2. Bさん(40代男性)|空き家再生プロジェクトで地域活性化
Bさんは◇◇県の▲▲市で、地域おこし協力隊として空き家再生プロジェクトに参加しました。
移住前からDIYが得意だった彼は、自治体と協力しながら使われていない古民家を改修し、ゲストハウスとして再活用する計画を立案。
地域の職人たちとも連携し、観光客向けの宿泊施設をオープンさせました。
ゲストハウスは地域の経済活性化に貢献し、現在はBさん自身がオーナーとして運営を続けています。
3. Cさん(20代男性)|地域イベントの企画で若者を呼び込む
Cさんは★★県◎◎村に移住し、地域おこし協力隊として若者向けのイベントを企画。
彼は移住前に地域の課題をリサーチし、「若者が楽しめる場が少ない」という声を聞きました。
そこで、地元の特産品を活かしたマルシェやキャンプイベントを開催し、町外からの参加者を増やすことに成功。
イベントを通じて交流の場が広がり、移住希望者の増加にも貢献しました。
任期終了後もそのまま◎◎村に定住し、イベント企画の仕事を続けています。
失敗事例:地域おこし協力隊で挫折した3名のケース
1. Dさん(30代男性)|仕事内容が不明確でモチベーション低下
Dさんは××県□□町の地域おこし協力隊に参加しましたが、事前に仕事内容の詳細を確認していなかったため、着任後に「何をすればいいのかわからない」状態に。
自治体側も具体的な指示を出さず、結局は雑務ばかりの日々。
やりがいを見出せず、1年で任期を満了せずに退職しました。
2. Eさん(40代女性)|地域住民とのトラブルで孤立
Eさんは▲▲県●●村で移住支援の活動を行う予定でしたが、移住者と地元住民の価値観の違いに苦しむことに。
特に、過去に移住者とのトラブルがあった地域だったため、新しい移住者であるEさんもなかなか受け入れてもらえず、孤立。
活動が思うように進まず、2年目で退任しました。
3. Fさん(20代男性)|ブラック自治体で過酷な労働環境に
Fさんは■県▽▽町の協力隊として着任しましたが、事前のリサーチが不十分で、いわゆる「ブラック自治体」だったことに後から気づきました。
休日でも無償でのイベント参加を求められたり、上司のパワハラが横行していたりと、精神的に追い込まれる環境。
相談できる相手もいなかったため、半年で退職を決意しました。

このように、成功するケースと失敗するケースには明確な違いがあります。
特に 「事前のリサーチ」「自治体の雰囲気」「仕事内容の明確さ」 などが大きく関わるため、移住を考えている方は慎重に自治体選びを進めることが重要です!
コメント
現役の地域おこし協力隊です。とても分かりやすい内容でした。
こういう内容って、採用する自治体も勉強しないといけないですよね?
『地域のために何かやってくれる』と自治体や住民に思われてるだけです。
何故、地方が衰退してるのか。何故、都会は発達してるのか。
昔からの繋がりとかボランティアとか聞こえは良いけど、長続きしないんですよね。
波風を立てないチャレンジしない何もしない首長が評価されて、現状打破のために何かやろうとする首長は敬遠されたり、そもそも地方選挙に勝てない。
何か地域のためにやってほしいものの、余計なことしないでくれ、今までのものを無くさないでくれ。
ぜひとも、このブログは地域おこしに関わる人に見てほしいなと思いました☺
長尾さん
この度は記事を読んでいただき、またご丁寧なコメントをいただき有難うございます!
現役の地域おこし協力隊の方でしたか!
いつもお疲れ様です。
長尾さんのおっしゃる通り、私のいる自治体でもまだまだ協力隊の方の活動に対して
「何をしているか」広報などでの周知が少なく、正しく理解されていないことも多いです。
それが原因で、一生懸命「地元民よりも地元のことを考えている協力隊」に対しての
協力やフォローしてくれる方も少ないことも事実。
自治体も本腰を入れて、向き合うべき問題だと痛感します。
せっかく協力隊として覚悟を持って頑張ってくれている人に対して
二人三脚で動くべきですよね。
長尾さんも歯痒い思いをされていますよね。
しかし、長尾さんの活動を見てくれている人は必ずいます。
無理しすぎず、諦めず、前進していきましょう。
また、近況報告いただけると嬉しいです。